犬のしつけで重要な散歩の仕方を紹介!リーダーウォークとは?
犬を飼うと決めた人はこれからの愛犬との生活にとてもわくわくしますよね。
特に愛犬との楽しみといえば一緒にお散歩することではないでしょうか?
愛犬を連れて出掛けることで犬の健康にも繋がりますし、同じ犬好きの人との交流も増えるととってもメリットがあります。
しかし、そんな愛犬のお散歩デビューは一体いつから始めれば良いのでしょうか?
今回はそんな愛犬のお散歩についてご紹介します。
・散歩デビューはいつから?散歩回数や距離は?
犬は子犬のうちはそこまで気にしなくてもよいですが、大きくなっていくと健康の事を考え、運動は必ず必要です。
しかし、お散歩デビューをさせるにはある重要な条件があります。
その条件とは“ワクチン接種”を済ませているかどうかです。
このワクチン接種ですが、接種せずに散歩へ出かけると感染症や大きな病気にかかってしまう可能性があり大変危険です。
お散歩デビューするには、まずワクチン接種をし、90日後を目安にしましょう。
また獣医師からOKが出た場合はそのまま従って外に出してOKです。
ワクチンが終わると待ちに待った散歩デビュー!
散歩回数や距離は犬種によって異なりますが、子犬であればはじめは短めの距離から歩かせましょう。
子犬のうちは散歩回数や距離などはあまり気にせず、外にいる時間は大体15分~20分程度でOK。
一番は「お散歩が嫌がらずできるかどうか」が重要になってきます。
また初めての外の雰囲気やコンクリートの歩き心地など慣れず、最初はあまりお散歩してくれない場合がほとんど。
ですからゆっくり犬のペースに合わせて散歩するようにしましょう。
段々外の雰囲気にも慣れてきたら少しづつお散歩の距離をのばしていきましょう。
そして散歩をする時間帯は早朝と夕方がおすすめ。
早朝は犬も排泄をしたがっているのでお散歩もスムーズに進みます。
夏であれば夕方はとても涼しいですし、冬であれば夜に比べて気温はまだ暖かいので一年を通して夕方のお散歩はオススメです。
・犬が引っ張る&犬が歩かない原因と対策
また犬が歩かないと悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
犬が歩かない原因は大きく分けて4パターンに分かれます。
1.家に帰りたくない
2.疲れて歩きたくない、または抱っこしてほしいと甘えている
3.今日は違う道に行きたい、散歩がしたくないといった犬のわがままや気分
4.足が痛い具合が悪いなどの体調不良
その他、そっちの道には苦手な他の犬がいる、あっちの方向からいい匂いがするなど急に歩き出したり、立ち止まったりする理由はほかにもあります。
これらの原因は犬の意思、そして飼い主のあなたへの甘えから起きているものです。
歩きたくなくその場に座り込み踏ん張っている犬に対して無理にリードを引っ張ってもそう簡単にすぐは歩きません。
そんなときは焦らずゆっくり、犬が歩き出すまで少し待ってみましょう。
またおやつやおもちゃ、声掛けなどをして興味を引くのもいいですね。
立ち上がったり、歩き出したら無理にリードを引っ張るのではなく犬のペースに合わせて軽くリードを持つ程度にしましょう。
ここで重要なのは間違っても怒鳴ったり叩いたり無理に立たせようとしないことです。
無理に引きずると肉球に怪我もしますし、次からのお散歩をまた嫌がるようになるので注意して下さいね。
・散歩で主導権を握る「リーダーウォーク」の重要性
犬のしつけの仕方の中に「リーダーウォーク」と呼ばれるものがあるのはご存知でしょうか?
リーダーウォークとは散歩中に飼い主が主導権を握ること。
犬のペースに合わせるのではなく飼い主のスピードに合わせる、飼い主が立ち止まった際には一緒に立ち止まるなど飼い主のことをリーダーとして認め、指示にちゃんと従えるかどうかの事を指します。
例えば、飼い主の左側を歩けるか、飼い主より前に出ず歩けるか。
飼い主が立ち止まり、また歩き出す際に合わせられるか。
など犬が主導権を握るのではなく飼い主がリーダーであるという事を犬が自覚しているかどうかが重要になっていきます。
リーダーウォークを身につけることで、よその犬や人にいきなり飛びついたりする事がなくトラブルを事前に防ぐ事ができます。
またリーダーウォークが身につくという事は飼い主との信頼関係が身につくという事なので精神的にリラックスしながら、お散歩することができます。
犬にとっての落ち着きは心と体のバランスを保つこと。
その為にリーダーウォークはとても重要なポイントになってきます。
先ほどのお散歩に慣れてきたら徐々にリーダーウォークの訓練を始めていきましょう。
最初はなかなかうまくいきませんが毎日続けることでだんだんとあなたに対しての信頼関係がうまれリーダーウォークが身についてくるようになります。
・「リーダーウォーク」必要なグッズとしつけ方
リーダーウォークには必要なグッズがあります。
一番重要なのは首輪とリードです。
無理に締め付けた首輪はNG。愛犬の首周りにあったジャストサイズを選びましょう。
またリードは犬の体格によって細いものや太いものなど様々。
丈夫なリードを選び、飼い主のあなたが使いやすいリードを選びましょう。
リーダーウォークの訓練をするために少し長さに余裕のあるリードをおすすめします。
おやつやマナーバックなども重要で外で排泄させる場合は飼い主のマナーとして必ず排泄物は持ち帰りましょう。
犬がきちんと左側を歩いたり、飼い主にペースを合わせるなどリーダーウォークが取れた場合はご褒美としておやつを与えても良いでしょう。
リーダーウォークのしつけはとても大変ですが、飼い主が根気よくしつける事が一番重要です。
飼い主よりも前に出たり、勝手に走り出す、よその犬や人に飛びつこうとしたら「待て」や「お座り」などで静止させます。
その時にちゃんと止まることができたら褒めてあげ、そしてご褒美をあげましょう。
これを根気良く何度も何度も繰り返します。
しつけは簡単ではないですが犬との信頼関係を築く事で犬も飼い主も気持ちの良い散歩ができるのではないでしょうか。
繰り返しになりますが、リーダーウォークを身につけさせる際はくれぐれも怒ったり怒鳴る、叩いたりするのは厳禁なので気をつけましょう。
リーダーウォークを始め、正しいしつけを効率よくおこなうための教材などで、飼い主もしっかりとした知識を身につけたいものです。
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次のページではしつけの中でも重要度の高い「トイレ」のしつけについて紹介します。