犬のしつけはいつから行うのがベスト?注意すべきポイント紹介!
犬を飼ってまず考えることは「犬のしつけ」です。
きちんと飼い主が犬をしつけておくことで犬との行動範囲が広がり、また飼い主と犬の大切な信頼関係を築く事が出来ます。
今回はそんな犬のしつけについてのご紹介です。是非ご参考までにしてください。
・犬のしつけは子犬から
犬も人間同様、自ら多くのことを学んでいきます。
そのため子犬をしつけるのであれば早ければ早いほど良いとされています。
可能であれば子犬を家に迎え入れたその日から少しづつ訓練していきましょう。
犬はとても賢く、また子犬の方が物覚えが早く、飼い主の言っていることの理解力が高いのです。
小さい子犬の頃からしっかりとしつけしているかどうかで、成犬になってからの性格や行動に影響していきます。
人間の赤ちゃんであれば、赤ちゃんの頃に物事を教えても理解しにくいため、少しずつ大きくなっていくにつれてダメなことを教え、理解していきます。
その感覚で犬の赤ちゃんにしつけをしても理解しないのでは?
もう少し大きくなってからしつけた方が良いのでは?
と思う人が多いですが、それは大きな間違いなので要注意!
犬は人間よりも早いスピードで歳をとっていきます。
そして子犬の頃に怒られなかった事が成犬になってダメなことだと怒られても理解するのはなかなか難しいのです。
一度許したことに対し、後々ダメだとしつけるのは良くないという事です。
まずは、犬を迎え入れたときにどんなしつけを教えるのか?
何が良くて、何がダメだと教えるのか?
飼い主のあなたや家族が一丸となって考えることが大切です。
・しつけを始めるときの注意点と環境づくり
まず、先ほど言ったように飼い主のあなたや家族が一丸となり、どんなしつけを教えるかが重要になります。
例えばお母さんは怒らない事が、お父さんでは怒られる。
お兄ちゃんには褒めて貰わない事がお姉ちゃんには褒められる。
このような家族で犬に対して、しつけや注意、褒め方をバラバラにするのは犬が混乱してしまうため良くありません。
家族全員でしつけるルールや褒め方、怒り方を統一することで犬の混乱を防ぎスムーズにしつけることが出来ます。
また子犬に対してしつけをする事は重要ですが、可能であればあらかじめ危険は取り除いておいてあげましょう。
台所や風呂場など、入ってはいけない場所はきちんと扉を閉める、または柵などを設置する。
ベランダがある家庭ではあやまって転落してしまわない様に窓を開けっぱなしにしない、柵などでガードをする。
また子犬が拾って飲み込みそうな物やいたずらさせては困る電気コードや薬箱などそういったものはあらかじめ片付けておきましょう。
何事もだめだめとしつけるのではなく最低限、犬が生活しやすい環境に整えてあげた後、必要なしつけを教えて行くことが大切です。
・子犬に教えたいしつけ内容
子犬だからといってしつけるのは可哀想と思ってしまう方も多いようですが、子犬だからこそきちんとしつけておくことが大切です。
後々成犬になってからしつけに困らないようにここでは子犬のうちに教えておいた方が良いしつけ内容をご紹介します。
・アイコンタクト
目がきちんと合うアイコンタクトという事ではなく、犬が飼い主に注目するということです。
飼い主の呼びかけに反応することでこれから教えて行くしつけに対してスムーズに進みます
そして積極的に犬の名前を呼ぶことで段々と犬も自分の名前を理解いていきます。
犬の名前を呼び、その時に犬の目を見てあげる事で犬とのアイコンタクトが成立します。
・トイレ
排泄させる場所を覚えさせるトレーニングです。
このしつけは飼い主が一番苦戦するしつけではないでしょうか?
室内で排泄させるのであれば決まったペットシートで排泄させる訓練。
外で排泄させるのであれば誤って室内で排泄してしまわない様に訓練する事が必要です。
子犬のうちは膀胱が小さいので頻繁にシートや外で排泄させてあげましょう。
・ハウス
愛犬のお部屋、そして安全な場所であるということを教えましょう。
きちんとハウスを覚えることでお留守番をする時や災害時の移動などスムーズになります。
また自分のハウスに入り落ち着く事で犬のストレスも軽減させると言われています。
・ブラッシングや歯磨き
ブラッシングは毛玉防止や毛並みを整えるだけでなく、皮膚を刺激し健康な状態を保つ重要な行為です。
子犬の頃からブラッシングを習慣付けておかないと成犬になった時とても嫌がり慣れさせるのは困難です。
子犬の頃からブラッシングを毎日してあげ、ブラッシングが大好きな子に育てていきましょう。
また歯磨きもブラッシング同様、子犬の頃から慣れさせておかないと成犬になってとても嫌がります。
歯磨きは犬の歯周病予防に繋がるので歯ブラシや指にガーゼを巻き付けるなどして丁寧に磨いたり、擦ったりしてあげましょう。
・待て、お座り、おいで
トイレやハウスなどを覚えたら次は待て、お座り、おいでなど飼い主の言っていることを理解させる訓練をしましょう。
この時、犬の興味が薄れているときに無理に教えても逆効果になるので1度で教える時間は10分~15分程度に抑え、毎日少しずつ、そして根気よく教えていきましょう。
また待て、お座り、おいでを覚えることは愛犬の安全を守るほか、散歩中のよその犬や人とのトラブルを事前に防げるので、お散歩が始まるまでには、きちんとしつけておきましょう。
・子犬のしつけで最も大切なこと
子犬のしつけで最も大切なことは「可哀想」だと思わない事。
子犬なのに、可哀想。まだ赤ちゃんだから理解できていないのかも?
と甘やかすことで後々成犬になった際に直すことが出きず、しつけ直さなければなりません。
そのほうが返って愛犬にとってはストレスで可哀想なのです。
必ず家に迎え入れたその日から長い目を見ながら根気よくしつけていきましょう。
このように子犬のころからしっかりとした正しいしつけを行うことが、愛犬とのいい関係を築きます。
→愛犬とのいい関係!新しい犬のしつけのカタチ「イヌバーシティ」をご存知ですか?
次のページではいよいよ愛犬との散歩デビュー!その際の注意点をお伝えします。