犬と一緒に寝るメリットデメリットを考察!位置は?トイレは?ダニの影響は?
あなたは大切な愛犬と一緒に寝ていますか? それとも別々に寝ていますか?
今回は犬と一緒に寝るという事についてのメリットやデメリットなどご紹介していきますのでぜひ参考にしてください。
■犬と一緒に寝る メリットとデメリット
大好きな愛犬と夜も一緒に眠れるのは本当に幸せですよね。
また犬も飼い主と寝る事をとても幸せに感じています。
しかし犬と一緒に寝るのはメリットとデメリットがあるので確認してから一緒に寝る、一緒に寝ないを判断していきましょう。
・犬と一緒に寝る メリット編
①癒される、信頼関係が深まる
犬に触れ癒されて眠る事で飼い主のストレスが軽減されると言われています。
犬を飼って居ない人に比べ飼っている人の方が医療機関を利用する回数が少ないと言うデータも出ています。
日常、そして寝る時までも共にする事で信頼関係がさらに深まっていきます。
②犬の寂しさを軽減できる
犬は寂しがり屋な性格が多く、飼い主のあなたと一時も離れたくない!と思っています。
そしてよくスキンシップをしてくれる人になつく傾向があるので飼い主と一緒にベッドで横になりながら優しく撫でてあげたり、話しかけていつの間にか眠る…といったことで、犬の、飼い主への愛情や信頼が更に深まります。
また犬は安心し、リラックスする事が大切で寂しさからのストレスが溜まると様々な病気を引き起こしてしまう原因にもなるので一緒に眠るのは効果的でもあります。
また犬がよく眠れる様にドッグマッサージをしてあげるのもいいですね。
③犬と眠ると、暖かい
犬の平均体温は37.5~39.2度と言われていて、人間の平均体温よりも2度ほど高いのです。
その為犬と一緒に眠るととても温かく感じます。
犬の体温は、ぬるめの湯たんぽと同じくらいなので飼い主のあなたもとてもリラックスして良質な睡眠を取る事が出来ます。
寒い日や雪の降る日にはおすすめです。
④飼い主が寝ている間の犬のいたずらを防止する事が出来る
やんちゃで、好奇心が旺盛、そしていたずらが好きな犬は、夜に飼い主のあなたの目を盗んでいたずらをしてしまう可能性が。
物を壊したり、怪我、誤飲をする恐れがあるので、飼い主のあなたと一緒に寝ることでいたずらを防止する事が出来ます。
特にコーギーやビーグル、柴犬は様々な犬種の中でもいたずらをしてしまう傾向が高いので一緒に寝ることをおすすめします。
⑤犬の体調にすぐ気付くことが出来る
犬と別の部屋で眠ると、寝ている間に犬の体調が悪くなった時にすぐに気付くことができず、処置が遅れる可能性があります。
また食べ物のアレルギーなどの症状は夜中にいきなり起こることもあります。
処置が遅れ、最悪の場合死に至るケースもあるので一緒に寝ていれば、犬の体調の変化にもすぐ気付くことが出来、素早く対応することが出来ます。
・犬と一緒に寝る デメリット編
①飼い主との上下関係が崩れる可能性がある
犬が一緒に寝ることをおねだりしてきた際に毎回聞き入れたり、可愛いからと言ってしつけを甘やかしてしまうと犬は「この人は自分のいうことを聞いてくれる」と思い上下関係が崩れる可能性が。
上下関係が崩れると、あなたの言うことを聞かなくなってしまい食事やトイレのしつけまで聞き入れてもらえなくなります。
犬の世界には上下関係があるのできちんとしっかりと叱り、しつけるようにしましょう。
②犬が怪我をしてしまう恐れがある
犬と一緒に眠り、あなたが犬をつぶしてしまう危険性があります。
子犬や超小型犬の場合は圧死の可能性もあるため、小さい内に一緒に寝ることは避けましょう。
また、犬がベッドから落ちると骨折などの怪我に繋がるのでどうしても一緒に寝る場合はベッドに柵を設置する、落ちても大丈夫な様に床にクッションを置くなどの対処をおすすめします。
③お留守番が出来なくなる、情緒不安定になる
いつも飼い主と一緒に眠っている犬はいつの間にか、ひとりで眠れなくなってしまう可能性が高まります。そうなると、あなたが用事で家を空けるときにペットホテルや知人へ預けられなくなってしまいます。
また飼い主といる時間が長すぎると、いざ犬がひとりになった時に強い不安と恐怖を感じ情緒不安定になってしまいます。
こうなってしまうと過剰に吠えたり、物を壊したり、近所迷惑になることも考えられるので、おすすめできません。
④布団が汚れたり、感染症のリスクが高まる
犬と一緒に寝ると布団や毛布に犬の毛は必ず付着します。
また犬がトイレのしつけができていないと布団の上などに粗相をしてしまうことがあるので注意しましょう。
さらにペットがもたらす感染症にかかるリスクが高まり、犬や猫から感染する感染症は、命を落としてしまう恐れもあるため、犬との過度な接触は避けた方が良いと言われています。
■犬と一緒に寝る 幸せ
犬と一緒に寝るメリットがあり、そして例えデメリットがあって犬と一緒に寝る事は飼い主にとって幸せであり、また犬にとっても大好きな飼い主のあなたと寝る時までも一緒に過ごせるのはとても幸せな事です。
新しい家族として犬を家に迎えたのですから一緒に寝る時までも一緒がいいと思うのは当然の事です。
また犬と一緒に寝るととても安心感はがありますし、温かい犬が自分に寄り添って寝るとても寒い冬を想像すると幸せが溢れてきます。
犬はとても飼い主に従順で賢い生き物であり、あなたが落ち込んでいる時や元気のない時、また涙を流した時も犬はその気持ちに気付くことが多くあります。
そんな時はあなたを心配し、気遣い、一緒に寝ようとする犬も多くいます。
どんな時も味方でいてくれる存在がいることはとても幸せなことです。
■犬と一緒に寝る方法、位置やトイレはどうする?
犬が一緒に寝る際に犬の寝ている位置で犬の気持ちが分かると言われています。
あなたの足元辺りで眠る犬は飼い主のあなたのことをリーダーと認め、傍で寝かせてもらっているという謙虚な気持ちでいる為上下関係がきちんと出来ています。
とても良い関係を築けているので、そのままの位置で寝かせてあげてください。
またあなたにお尻を付けて寝ている時はとても強い信頼感を持っている証です。
あなたのお腹あたりで眠る犬は飼い主のあなたの事を同等の立場であると思っています。
仲の良い家族、または親友のような関係ともいえるので問題ありませんが、今後のしつけや、飼い主の言うことを守らせるため、やはり飼い主のあなたの立場が上であると理解させた方がいいでしょう。
もしも犬があなたの顔の近くや胸元あたりで眠るのならば、あなたよりも自分の方が優位に立っていると思っていることが多く、環境に安心していない状態でもあります。
傍に寄り添って眠られるととても幸せな気持ちにはなりますが、犬や飼い主との立場も考えこの様な場合は一緒に眠らない方が良いでしょう。
またトイレのしつけが出来ていないと布団や寝室で粗相してしまう可能性があるので一緒に眠るのはおすすめできません。
トイレの場所が変わっても大丈夫な犬であれば寝室にもトイレシートを設置しましょう。
また犬が病気や老犬等で一緒に眠らないと不安な場合はマナーパンツを履かせて眠る方も多いようです。
■犬と一緒に寝る 病気やダニ 気をつける事は?
犬にはかかってしまう可能性のある皮膚炎として、ノミやシラミ、ダニによるものが有名です。
一緒に眠る事でベッドの中で共有してしまうことになるので飼い主のあなたも感染してしまう可能性は十分に考えられます。
一緒に寝るのであれば、ノミ・ダニ予防や定期的に動物病院で検査するなど徹底するようにしましょう。
またあなたが眠る際に電気毛布等を使用している場合は犬にとって低温火傷してしまう可能性があるので止めましょう。
一緒に寝る際に布団ではなくベッドで寝る際も少しの高さがある場合は柵をするなど万が一犬が落ちてしまっても大丈夫な対処をしておく事をおすすめします。
■犬と一緒に寝ない場合は?
犬と一緒に寝ない場合は犬と専用のケージや布団を用意してあげるといいでしょう。
毎日習慣づける事で「夜はここで眠るんだ」と犬も理解します。
またケージに入れる際はトイレシートや水を設置しておくのも忘れないでくださいね。
もしも不安がり夜中に吠えたりしてしまう場合はあなたの匂いのついた物を一緒に置いたり、犬のお気に入りのぬいぐるみやタオルと一緒に眠らせると犬も落ち着き安心して眠れる事でしょう。
■犬と一緒に寝るということ まとめ
犬と一緒に眠る事はメリットやデメリットがありますがきちんとしつけや、上下関係を徹底していればそれ程問題は無いと言えるでしょう。
寒い冬は暖かい愛犬と共に幸せを感じながら眠りについてみてはいかがでしょうか。
しかし主従関係をはっきりさせられないようなら、しっかりこの辺りを認識したうえで愛犬と寝るようにしましょう。
そのあたりの知識もしっかりもって愛犬と暮らしていきたいものです。
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