犬のしつけ方【噛み癖】原因は?いつまで続く?しつけ方ポイント紹介!
子犬を飼ってしばらく経った頃から始まる「噛み癖」のしつけについて悩まれていませんか?
子犬の噛み癖は原因を知っておく事で適切な対策ができます。
今回はそんな子犬の噛み癖についてご紹介します。
愛犬の噛み癖に悩まれている方、必見です。
◆子犬の噛み癖の原因は?いつまで続く?危険性はある?
子犬の噛み癖の原因について考えてみたいと思います。
「なぜ噛んでしまうんだろう?」と思った事はありませんか?
子犬の噛み癖の原因は大きく分けて3つあります。
・好奇心や遊びの一環
とても好奇心旺盛な子犬は色んなものに興味津々。
おもちゃや飼い主さんの手だけでなく、カーペットや電気コード等、興味が沸いた物はすぐに噛んでしまいます。
この行動はとりあえず噛んで見ることで、どんな物なのかそれが一体何なのかを学習しようとしているのです。
子犬はあまり歯が生え揃っていませんがもちろん噛まれると痛いです。
なので赤ちゃんや小さなお子さんがいる家庭ではじゅうぶん注意して下さい。
また子犬に噛まれて困る物や子犬の命にかかわるような人間用の薬、殺虫剤などは子犬の口に入らないように絶対にそばに置かないでください。
・不安やストレスから
元々の犬の本能から噛んでしまうという癖もありますが、あまりにも噛み癖がひどい場合は不安やストレスからの精神的噛み癖かもしれません。
子犬の場合は母犬から離れた寂しさや新しい家でも生活環境に慣れない不安からストレスを感じる傾向があります。
子犬用の毛布や、お気に入りのおもちゃ等、子犬が落ち着ける物を傍に置いてあげたりしましょう。
また子犬は好奇心旺盛で元気ですが、きちんと休ませてあげる時間も大切です。
・歯の生え変わり
人間と同じで犬も歯が生え変わります。
この生え変わりの時期に歯茎がとてもムズムズし、痒くなることから甘噛み、噛み癖が増えていきます。
生後4~5ヶ月の時期に生え変わりが始まり、ほとんどの場合は7ヶ月〜1歳頃までには生え変わりが終わります。
基本的に生後3~4ヶ月頃から甘噛みが始まって、長くて2年程続く可能性があるといわれています。
しかし子犬の性格によりけりで終わる時期はバラバラなので明確に「いつまでに噛み癖が終わる」とは言えません。
噛み癖を放置すると成犬になっても、先程言ったような薬や殺虫剤など何でも噛んだり口に入れてしまいます。
基本的に、成犬になるにつれて甘噛みはしなくなり、噛み癖も無くなると言われていますが「いつかおさまるだろう」と噛み癖放置することはおすすめしません。
もしも成犬になってからも噛み癖が続くと他人や他の犬に噛み付いたり、トラブルをまねいてしまう可能性があります。
また成犬になると歯も生え揃っているので家具やソファなど噛みつかれたら一瞬でボロボロになります…
◆子犬の噛み癖は治したほうがよい?対策法は?
子犬の頃だけの甘噛みですし、歯の生え変わり時期でむず痒いだけだとあまり気にせず治さない家庭が多いです。
子犬の甘噛みは本能的な行動であり成犬になるための学習なので無理に治す必要がないと考える方も多いのです。
噛み癖は成長する上で大切な行為ともいえます。
とは言え、よその犬や人に噛みついたりするとトラブルを招く恐れがあるので避けたいところです。
噛み癖を治す対策法としては成犬になるまでの子犬の期間にいかにしつけておくかが重要なポイントになってきます。
◆子犬の噛み癖はしつけで治る?いつから始める?
また子犬の噛み癖はしつけで治るケースもありますが基本的には子犬から成犬につれて成長する事で噛む事が無くなっていきます。
それでも成犬になっても噛み癖が治らなくて、困っている場合は治す対策をしましょう。
治すのであれば子犬の頃から噛み癖を治していくことをおすすめします。
◆噛み癖を治すしつけ方法
まず初めに噛み癖をしつけで治す場合に大切なのは、噛まれても叩いたり大きな声で叱ったりし無いことです。
逆に威嚇をして噛むことがあります。
これは犬の本能的行動で、恐怖感を与える相手をを遠ざけようとする行動です。
子犬に体罰を与えるのは恐怖感を抱かせる結果になりますし、飼い主さんとの信頼関係も築く事が難しくなるので辞めましょう。
怒る場合は目を見て静かに冷静に「ダメ」、「No」と怒りましょう。
また噛み癖を治す時に効果的なのが「噛んでも良いおもちゃ」を与える事です。
やはり歯の生え変わり時期はとてもむずがゆく、どうしようもないので生え変わり専用の噛むおもちゃや噛んでも良いタオルなど子犬専用のおもちゃを与えましょう。
そのおもちゃを噛んでいる時は怒らず、違う場所、違う物を噛んだ時は中注意します。
そうする事で犬は他のものは噛んではいけないけど、このおもちゃは噛んでもいいんだと認識していきます。
また市販では噛み癖防止スプレーなども販売しているのでスプレーを使って対処するのも良いでしょう。
スプレーですが、子犬が飲み込んでも害がない、果物由来の苦い味の液体が主成分のものなどが基本なので安心して使用する事ができます。
どういったしつけをするにせよ大事なのは愛情をもって犬と向き合うこと。
飼い主と愛犬の信頼関係が大事です。
良い信頼関係を築くには正しいしつけ方法を学ぶ必要があるでしょう。
→愛犬とのいい関係!新しい犬のしつけのカタチ「イヌバーシティ」をご存知ですか?
次のページでは少しレベルの高い「おいで」のマスターについてご紹介します。